こんにちは。
管理栄養士ママの上野知佐です。
4月から始めた「栄養講座」。
妊婦さんへ向けてその11まで書いてきました。
ここからは少し妊婦さん向けの講座をお休みして、
産後ママに向けた講座を書いていきたいと思います。
興味のある方、ぜひ読んでみてくださいね。
管理栄養士ママの栄養講座~産後ママへ~
出産を終えて、ホッと一安心・・・
したのも束の間、
赤ちゃんのお世話で慌ただしい毎日を過ごしていませんか?
昼も夜も関係なく、赤ちゃんのお世話をするのは大変です。
つい自分のことは後回し・・・
なんて方も多いと思います。
ですが、育児はママの体力が大切!
そのためには、食事もしっかりと摂りたいですね。
赤ちゃんのためにも、自分のためにも、改めて大事なことを考えてみましょう。
その1:授乳期に必要なエネルギー
授乳をしていると、いつもお腹が空いている!
なんてことはありませんか?
私も今現在、授乳中ですがお腹は常に空いています。
それもそのはず!
母乳は赤ちゃんの食事=栄養源となるため消費エネルギーも多くなるのです。
では、授乳中はどのくらいのエネルギーが必要になるのでしょうか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、
授乳期は、「妊娠前+350kcal」が必要となります。
成人女性の場合、妊娠前では
身体活動レベルが低い人:1650~1750kcal
身体活動レベルが普通の人:1900~2000kcal
が必要と言われています。
なので、授乳中はだいたい2000~2300kcalが必要となります。
350kcalプラスしても良いと言われても、
実際どのくらいの量になるかわかりづらいですよね?
白米だとお茶碗で大盛り1杯くらい。
3食の食事に大盛り1杯をプラスする。
と考えると多いなーと感じるかもしれません。
ですが、菓子パンで考えてみましょう。
菓子パンのカロリーを意識したことはありますか?
菓子パンで人気なメロンパン。
1つ食べるだけで400kcalを超えるものも多くあります。
なので、おやつに菓子パン1つ。
だと栄養も偏りますし、腹持ちも悪く、エネルギーの摂り過ぎになってしまいます。
なので、授乳中は「プラスするエネルギー=おやつ」
ではなく、「軽食」と考えるようにしましょう。
授乳期のエネルギーについて
授乳による消費カロリーは、人それぞれで違います。
赤ちゃんが飲む母乳の量にも左右されるためです。
食事摂取基準では+350kcalとなっていますが、
1日500kcalが必要としている情報などもあります。
それだけ個人差が大きいのです。
お腹が空いても我慢する!
では、体力も落ちてしまいすし、母乳作りにも影響が出てしまう可能性があります。
「授乳中はしっかり食べる!」
を意識して欲しいです。
なので、毎日ではなくて良いので、たまに体重を計ってみて明らかに増えすぎているようでしたら食べる量を見直してみましょう。
最後に・・・
育児中はなかなか自分のことに気が回らないという方はとても多いです。
何を食べたか?
いつ食べたか?
を覚えていない・・・なんてことも。
ですが、育児も体が資本!
食事はしっかりと摂りましょうね!
次回は授乳期に必要な栄養素についてお話しします。
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